原文ママ

読み :  ゲンブンママ

「原文ママ」は、編集用語で「原文のまま引用」を略記する際に使用する用語。
亀甲括弧でくくって〔ママ〕と表記されることもある。
引用文を訂正せずに掲載する際に使われる。
誤字脱字や事実誤認などがあっても、あえて訂正せずに掲載していることを示す時に使用される。

「原文ママ」はネット記事にも使用されていて、引用元の文章やツイートなどをそのまま掲載する時に使われる。
インタビュー記事などでは文章の終わりに記者名や発言者の名前を表記することがあるため、「ママ」=「お母さん」と勘違いし、「原文ママ」は名前やペンネームと思ってしまう人もいるだろう。
意味を知らないと「原文(はらふみ)ママ」というペンネームと勘違いしてしまいそう。

「ママ」は基本的にカタカナで表記されるわけだが、これには校正のルールが関係している。
校正記号は「トル(不要な文字を取る)」「アキ(字間を空ける)」「ツメ(字間を詰める)」といったように、カタカナで表記するのが習わしになっている。
カタカナで表記するのは修正ミスを防ぐためで、たとえば「不要な文字を取る」を指示する際、「とる」と書くと「とる」を加えてしまう恐れがある。
カタカナ表記をルール化することでこうした誤認を防ぐ。

しかしながら、出版業界では「原文ママ」は常識であるが一般の人はほとんど知らないため、「原文のまま」と表記した方が親切に思う。