ギター用語

レリック加工 / エイジド加工

レリック加工とは?

「レリック」「レリック加工」は、ギターのボディ等に意図的にダメージを与えた加工を意味する。

本来であれば長年の経年変化によって生じる傷や錆び、塗装の剥げ、ひび割れといったダメージを人工的に再現することで、使い込まれたヴィンテージギターのような風合いを出す加工である。

英語で『レリック(relic)』は「遺物」、「遺品」、「面影」、「名残」といった意味を持つ。「レリック加工」はFender社の登録商標となっているため、他社では「ダメージ加工」や「エイジド加工(aged=年数を経た)」「ヴィンテージ加工」と言われることも多い。

新品に施すほか、パーツを新品に交換した際、違和感を無くすために加工する場合もある。

加工の程度によって、「ライトレリック」「ミディアムレリック」「ヘヴィーレリック」等と表現される。

レリック加工のメリット

  • 本来であれば長い年月のかかる傷や変化を、新品の状態で再現できる。
  • サウンドの変化
    (塗装を剥がすことで音に変化があると言われている)

参考:ギターの塗装を剥がすと音は変わるのか?|【デジマート・マガジン】

レリック加工のデメリット

  • 加工にかかる費用が上乗せされる。
  • 実際に年月を経た本物の傷や塗装の変化を、完全に再現するのが難しい場合もある。
  • 出来上がりのイメージが難しく、「イメージと違った」となった場合でも元に戻すのは難しい。

加工するならラッカー塗装?

ヴィンテージギターの塗膜のヒビや色の変化は、ラッカー塗装の経年変化によるものであることから、それらを再現するのであればやはりラッカー塗装が前提となる。ポリ塗装の塗膜は頑丈なため、同じようなヒビ割れを再現するのは難しい。

ポリ塗装のギターにはレリック加工ができないというわけではないが、ラッカー塗装のヴィンテージギターを見様見真似で再現しようとして失敗するケースも少なくないので注意が必要。

実際のレリック加工例

・塗装剥げ

・ウェザーチェック(ひび割れ)

・ヘヴィーレリックが施されたストラト

・ライトなレリックのストラト

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モジャ・イナガキ
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