ピボット

読み :  ピボット(Pivot)

ピボットとは、ビジネスにおいて事業の「方向転換」「路線変更」を意味する。「Pivot(ピボット)」は「旋回軸(回転軸)」という意味の英単語で、ビジネスでは企業がビジネスモデルや製品の方向転換することをピボットと呼ぶ。ピボットの方法は企業や事業によって異なり、全く違う分野にピボットしたり、既存の製品・サービスを改良を加えてピボットする場合もある。

主にスタートアップが当初のビジネスモデルでは成長を見込めないと判断したり、市場やターゲットのニーズに合わせてピボットを図ることが多い。仮説・軌道修正・フィードバックを繰り返して改良を続け、製品やサービスを柔軟に成長させるリーン・スタートアップの概念に通じるものがある。

※バスケットボールでは片足を軸足にして動かさず、もう片足を動かしながらボールキープをするプレーも同じくピボットと呼ぶ。

ピボットの成功事例

・Android
モバイル用OSのAndroidは開発当初、デジカメ用のプラットフォームであったが、デジカメ市場が下火になっていたことから、オープンソースのモバイル用OSの開発に切り替えた。この判断が功を奏し、Googleに買収されて世界で最も使われるモバイル用OSとなった。

・Instagram
写真共有サービスの「Instagram(インスタグラム)」の前身は「Burbn」というサービスで、写真と現在地を共有するソーシャルチェックインで「Instagram」より機能は多かったが、ユーザーの多くが写真共有のために使っていたことから、写真共有をメインとするサービスへピボットした。ピボットにあたり、写真のアップロードスピードを早くする、高性能フィルターを無料で提供する、他のSNSとの連携を強化したことがピボットの成功の要因となっている。

・Flickr
写真共有サイトの「Flickr(フリッカー)」は元々『Game Neverending』というMMORPG(大規模多人数参加型オンラインゲーム)のツールを使い、写真の共有とチャットができるサービスであったが、写真共有が開発のメインとなり、チャットを閉鎖し写真共有のみに絞った。